現在ではそういった事情からMIDIインポートやMIDIエクスポートというようなファイルの一形式としての規格となってきています。特にMIDIデータを書き出して、他のDAWなので同じように作業をするという形でこれらをインポートやエクスポートをするという流れになってきていますが、そもそもこの技術自体がそういったものにデータの互換性を保つために作られたものだという側面があることから、しっかりと機能しています。ただ、一つ誤解があるとすれば、この書きだしたMIDIデータに関してですが、正確にはスタンダードMIDIファイルというMIDIのファイル形式になっているのです。しかし、もうこれを単にMIDIと読んだりMIDIファイルと読んだり、略してSMFなんていい方をするようになり、これが更に誤解を生み出す原因となっているのではと思います。
さてそれでは、そんな一般的にMIDIと呼ばれている物に関してどのような形式があり、それぞれがどのように利用されていくかについてや、具体的にどういう仕組になっているのかについて解説していきましょう。MIDIのなりたちから、実際に皆さんが聞いたことがあるであろうデフォルトのソフトウェア音源に関しても次のページでは詳しく解説していきます。